収納ケースの多用が良くない理由【冷蔵考】

もう何年も前のことになりますが、
実家の父と母が80代で2人暮らしをしていたころ。

私たち兄妹3人が、交代で訪ねていって
家事の手伝いをしていました。

私が行ったときは、やはり一番気になる
冷蔵庫をいつもチェックしていました。
ぎっしり詰まっていて、ごちゃっとしていて、
中には古いものもあるので、
とにかく要注意だったのです。

ところが、ある日のこと。
いつも通り、何気なく冷蔵庫を開けると
びっくり!!

この写真のように、白い収納ケースが
ぎっしりと収められているではないですか!
(写真は、そのときのイメージを再現したもの)

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こ、これは、誰が整理したもの?
なんと、父だったのです!

母は初期の認知症で、歩くこともままならなくなっていたので、
買いものは、ほぼ父の担当でした。

それで、何を思ったのか、この収納ケース。
きっとテレビか何かで、「食材をまとめると便利」
というような情報を、見たのかもしれません。

し、しかし、あまりにびっしりとすき間なく詰まっているので、
これでは、お総菜の残りのお皿や、大きなものを
ちょっと置くにも、全くスペースがありません。

父は頑固なので、私は何も言わずに帰りましたが、
その次に行ったときには、このケースはなく、
元通りになっていました。

「つっかいにくい~~」と、陰でこそっと言っていた
母が元に戻したのでしょう。

元通りというのは、父がいつも食べる
佃煮とか、煮物とかがちまちまと乗った「おつまみセット」
のような平らなお盆が、そのまま入っていました。

確かに、冷蔵庫整理の工夫として、
食材の種類別にケースにまとめるといいというのは、
いろいろなところで見聞きしますよね。

でも、私は、まとめることはいいとしても、
深いケースは決しておすすめしません。

見た目はとてもきれいになりますが、
取り出すときのアクション数が確実に増えます。

冷蔵庫の扉を開ける、
収納ケースをひっぱり出す
中をのぞく
探す
取り出す
ケースを戻す

という具合です。

種類別といっても、冷蔵庫の中身は
しょちゅう変わるので、
どうしてもカテゴライズできないものも出てきます。

ラベルを貼ればいいかというと、
これまた、冷蔵庫に限っては、微妙に変わっていくので、
文字の分類よりも何よりも、
食べものそのものを「見る!」ということに尽きるのでは。

そう、「見える化」です。
「全てが一度に見える」ということです。

となると、細かな収納ケースを使わず、
食材そのものを、ぽんぽんとすき間を空けて置くだけ。

「まとめる」という意味では、
うちの場合は、ごく浅いトレイ型のケースを使っています。
この浅さだと、引き出すこともなく、
じかに取ることもできます。

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扉を開ける
ダイレクトに食材を取り出す

ケースを使わなければ、たった2アクションで済みます。

父は、2年前に他界しましたが、
きっと今ごろ、遠いところで苦笑いしているかもしれません。


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by ecott | 2018-07-14 20:46 | たべものオーガナイズ【冷蔵考】 | Comments(0)