高齢者と賞味期限のデリケートな問題【冷蔵考】

母 「まだ食べられるから取っといて」
私 「賞味期限、かなり過ぎてるけど・・」
母 「明日、食べるから」
私 「じゃあ、手前に置いとくね~」

今年、91歳になる実家の母、今は93歳の父と施設暮らしですが、
去年まで、実家に行く度、こんな会話を繰り返していました。

賞味期限とは・・・
過ぎたら「捨てる」?
過ぎても少しぐらい大丈夫?
とうに過ぎても大丈夫?

実はこれ、とってもデリケートな問題なんです。
実家でなくても、人によって全く感覚が違うからです。

先日から話題になっている「親の家の片づけ」について、
子どもが親に対して「これ、捨てたら~」というのは禁句です。

服や思い出品はもちろん、食べものだってそうです!
処分するとしても、本人納得のもとで。

賞味期限のほかに、消費期限という表記もあります。
そもそもこの違いは・・・

農水省のHPによると
消費期限は・・・
•お弁当や洋生菓子など長くは保存がきかない食品に表示してあります。
•開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、
食べても安全な期限を示しています。消費期限内に食べるようにしましょう。

賞味期限は・・・
•ハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
•開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、
おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限内においしく食べましょう。
ただし、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません

要するに日持ちのしない生ものなど、期限を過ぎると傷みますよ~という消費の期限で、
それに対して、賞味期限の設定は長めで、過ぎてもすぐに傷むわけじゃあないということ。

これはメーカーでは、表記の期日よりだいたい1.5倍くらいはもつという
多めの設定で実験をしているそうです。

でも、家庭の保存状態によるし、一度開封したら、その限りではないから
全く個人の判断によるところが大きいのです。

それにしても、「しょうひきげん」と「しょうみきげん」
語感が似ているので混同しがちだし、ちょっと迷う食品もあります。

こんな表記のなかった昔、ましてや冷蔵庫もなかった時代には、
人はただ五感(語感じゃないです^^!)で、
食べられるか食べられないかを判断したんです。

だから特に母の年代では、「まだ大丈夫~食べるから」となります。

わたしたち兄妹が交替に訪ねていっては、食材を買ったり料理をしたりして
冷蔵庫にストックしておくのですが、
もはや母には管理できなくて、1週間後に行ってみたらそのまま残っていた
なんてことはザラ。

その日に新鮮なものを買っていっても、
古いものから食べなくちゃ・・・と、なんだか切ない。

母の気持ちを尊重することと、
食材をうまく余らせず、いつも新鮮なものが食べられる
仕組みをなんとかつくりたい・・・

わたしの「冷蔵考」の始まりは、ここからだったのかもしれません。

高齢者問題と、賞味期限と、冷蔵考・・・
まだまだ考えることはたくさんあります。

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by ecott | 2014-07-12 21:25 | たべものオーガナイズ | Comments(0)