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ボランティア

震災後には、いろいろな団体が特別支援サイトを立ち上げたが、その中でもピカイチ早くて、情報量も多いのが、ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)だったと思う。

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代表で、環境ジャーナリストの枝廣淳子氏の出す情報量は半端ではなく、震災直後から次々とメールニュースを出していた。

加えて、JFSのHPでは地震、原発情報を英語で配信するページと、世界各地から日本へ届くメッセージを毎日更新して載せている。

スタッフの働きもさることながら、ここでは多くのボランティアが活躍している。
JFSでは普段、日本の環境への取り組みを世界へ発信しているが、日本語と英語で月に30本。毎日更新するというわけだ。

それには情報を探してくるチーム、原稿を作成するチーム、英訳チーム、ウェブチームと、段階的に分かれていて、そのボランティア登録数は450人にもなる。

私は、和文作成チームにいるが、みんなで月30本の原稿を出し合うというのは、コツコツとした積み重ねとチームワークによるものだ。

震災の特別サイトとは別に、普段のニュースもやはり月30本の配信を目指し、そして和文チームでも、3月末の目標を達成した。

多くの人が日常とは感覚の違ってしまったこの時期、それは難しいことと思ったけれど、「こんなときこそ粛々といつものことをやり続ける」……
それもまた、とても大事なことなのだと声をかけ合いながら。

そして、先日はボランティアのお世話役経験者の集いもあり、そこでもまた実際にこの思いを再確認した。

ボランティアという言葉は、被災地へ行って体を動かすイメージ、普段なら、福祉や介護などの現場で思い浮かぶことが多いが、こんな形で、できるボランティアもある。
自分のできることを、できる範囲で、ただ粛々淡々と。。。

by ecott | 2011-04-08 22:15 | Comments(0)